粉末・錠剤・カプセルタイプのすっぽんサプリメント

すっぽんのサプリメントは色々な形状があり、それぞれ特徴が異なります。自分に一番合ったサプリメントを選ぶために、形状別に特徴を比較してみましょう。ここでは粉末、錠剤、カプセルタイプのすっぽんサプリメントの特徴について説明します。

純度の高い粉末タイプ

すっぽんの粉末タイプは、市場ではすっぽんパウダーとも呼ばれています。粉末タイプはすっぽんを乾燥させ、水分を飛ばしてから機械で粉砕し、アルミ袋に詰めたものです。粉末タイプの特徴は、ほとんどの商品がすっぽん以外の成分を添加しておらず、すっぽん100%で純度が高いということです。

粉末タイプは、サプリメントからすっぽんの栄養素だけを摂取したい人におすすめです。さらに粉末タイプは、味噌汁や鍋物、雑炊などの料理にも利用できるのです。これは錠剤やカプセルにはない、粉末ならではのメリットでしょう。

デメリットはカプセルや錠剤よりも飲みにくく、匂いが気になる、持ち運びが不便なことです。

飲みやすく便利な錠剤タイプ

錠剤のサプリメントは取り扱いが簡単で飲みやすく、価格も比較的安価なことから市場での人気が高いタイプです。錠剤はすっぽんの粉末を固めて作られますが、加工にあたり、さまざまな目的で添加物が使用されます。その種類は着色料、甘味料、香料、保存料、増量剤などです。具体的な添加物として、以下のような物質が主に使用されます。

(1)錠剤を固める
セルロース、乳糖、ソルビトールなど

(2)光沢を出す
ミツロウ、カルナウバロウなど

(3)錠剤の型から取り出しやすくする
グリセリン脂肪酸エステル、植物硬化油

(4)増量する
デンプン

(5)匂いを良くする
オレンジ香料、バニリンなど

(6)味を良くする
ソルビトール、キシリトール、アスパルテームなど

(7)長期保存が可能
安息香酸ナトリウム、パラオキシン安息香酸エチルなど

錠剤の購入にあたり、どのような添加物が使用されているのかを確認しておきましょう。ビタミンなど、付加価値としての成分が添加されている錠剤も少なくありません。自分が必要としている成分かどうか、よく確かめましょう。

このように、錠剤は添加物の使用により粉末に比べすっぽんの純度が低く、摂取後、効果が発揮されるまで多少の時間がかかるというデメリットがあります。

すっぽんの成分が安定して保たれるカプセルタイプ

すっぽんのカプセルは、ソフトタイプとハードタイプの2種類があります。どちらも飲み込みやすく作られており、すっぽんの匂いを封じ込めることができるメリットがあります。すっぽんの成分を安定して保つことができるのも、カプセルタイプの利点でしょう。

こだわりの成分として、ヒアルロン酸やビタミンなどが同時配合されているカプセルタイプも多く、女性を中心に人気があります。

カプセルタイプは製造コストが高く、粉末や錠剤に比べて商品価格が高めに設定されているものが多いです。

ハードカプセルの特徴

ハードカプセルの材料は動物由来と植物由来があり、動物由来のものは主にゼラチンが使用されています。植物由来は、セルロースが原料のHPMC(ヒプロメロース)と呼ばれる物質などが使用されており、ゼラチンアレルギーのある人でも安心して摂取可能です。

ハードカプセルは湿気を防ぐためにグリセリン脂肪酸、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステルなどの物質が使用されています。

ソフトカプセルの特徴

ソフトカプセルを作るためには、ハードカプセルよりも多くの添加物が必要です。一般に、ソフトカプセルには以下の添加物が使用されます。

(1)ソフトカプセルの材料として:ゼラチン、グリセリン

(2)乳化剤として:レシチン、ミツロウ

(3)流動性を増し湿気防止剤として:ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸カルシウム、微粒二酸化ケイ素

(4)増量剤として:オリーブオイル、紅花油などの植物油

ソフトカプセルは中に液体、粉末入りの液体、エキスなども入れることができるうえ、形が決まっているハードカプセルに対して、さまざまな形に成形することが可能です。

自分のニーズに合ったすっぽんのサプリメントを選ぼう

すっぽんのサプリメントを形状で選ぶ場合は、次のポイントを考慮しましょう。

・すっぽんの栄養素だけを摂りたい、料理にも使いたい場合は粉末タイプ

・お手頃な価格で購入でき、飲みやすいのは錠剤タイプ

・多少価格が高めでも、すっぽんの匂いが気にならず、エキスなどが配合されているのはソフトカプセルタイプ

・添加物がより少ないカプセルを選びたい時はハードカプセルタイプ

すっぽんのサプリメントはとても多くの商品が販売されています。通販でも店頭でも購入できますので、自分のニーズに最も近いタイプを選びましょう。

効果・成分・危険性・相性