歯周病の予防にすっぽんが役に立つ?

平成26年の厚生労働省の調査によると、歯周病を患っている人の数は全国で330万人を超え、今後も増加が予測されています。歯を失う一番の原因は歯周病です。日本人の多くが患う歯周病ですが、予防することが可能です。歯周病の予防にすっぽんが役立つといわれています。

歯周病は心臓病や糖尿病の原因にもなる

歯周病は歯と歯茎の間に歯周病菌が繁殖し、歯茎に腫れや炎症が起きる病気です。進行すると歯のまわりの歯槽骨が溶かされ歯茎が下がり、やがて歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病は初期段階では自覚症状がなく、かなり進行してはじめて気づくことが多い疾患です。歯周病菌は口内だけに留まらず、血流に乗り全身に運ばれます。
研究によると、歯周病を放置すると心臓病、糖尿病、脳卒中などを引き起こす原因になることがわかっています。歯だけではなく、健康な体を維持するためには歯周病の予防と改善が必要なのです。

歯周病の予防にはコラーゲンが必要

歯周病菌から歯を守るためには、まず食後の歯磨きを徹底し、口内を清潔に保つことが大事です。それに加え、歯を支える歯槽骨の骨密度を増やし、強くする必要があります。骨は約25%がコラーゲンで、その他、カルシウムや水分で構成されています。また歯茎の約60%はコラーゲンなのです。歯槽骨と歯茎とを強くするためにはコラーゲンを増やすことが重要です。

体内のコラーゲンは加齢に伴い減少します。さらに歯と歯茎の間に歯周病菌が繁殖し、歯茎の炎症が続くとコラーゲンが減少します。

コラーゲンが減ると歯茎が下がり、見た目も老けて見えます。歯周病の予防だけではなく、若々しさを保つためにも体内のコラーゲンの量を減らさないようにする必要があるのです。

すっぽんには豊富なコラーゲンが含まれている

コラーゲンはたんぱく質の一種で、アミノ酸が3本絡み合う構造をしています。コラーゲンといえば、美容に欠かせない物質としてよく知られていますが、骨を強くする働きもあるのです。

すっぽんには豊富なコラーゲンが含まれており、歯槽骨と歯茎を強く健康に保つ手助けをします。

コラーゲンは摂取すると、アミノ酸に分解され吸収されます。その後、歯周の組織などの体内のあらゆる部位に運搬され、再合成されるのです。コラーゲンの再合成にはビタミンCが必要なのですが、すっぽんにはビタミンCも含まれています。

骨質を高めるビタミン類を含むすっぽん

歯槽骨を強くするためには骨密度だけではなく、骨質を高めることも大切です。骨質を左右するのも実はコラーゲンなのです。コラーゲンが活性酸素により酸化し、老化してしまうと骨質が悪くなってしまいます。骨質を高めるためにはビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCの摂取が効果的であるといわれています。また、活性酸素を除去するビタミンEの摂取も有効です。すっぽんにはこれらのビタミン類がすべて含まれているのです。

すっぽんのサプリメントを歯周病予防に利用しよう

すっぽんには歯周病の予防に役立つ栄養素が豊富に含まれています。歯周病の予防は口内を清潔に保つことに加え、コラーゲンを増やすような食事を摂ることがとても大切です。高たんぱく、低脂肪で、ビタミンをたっぷりと摂れるようなバランスの良い食事を心がけましょう。

歯周病は生活習慣病のひとつであり、生活習慣を改善すると予防、改善することが可能なのです。ウォーキングなどの適度な運動を日課にしてストレスを解消し、活性酸素を増やす喫煙や、紫外線を浴びることはなるべく控えましょう。

そして歯周病の予防と足りない栄養を補給する意味でも、すっぽんを毎日、サプリメントから摂取することをおすすめします。

まとめ

歯周病の予防には口内を清潔に保つことと、歯槽骨と歯茎を強く健康に保つ必要があります。

歯槽骨と歯茎にはコラーゲンが含まれていますが、加齢や歯周病の進行により、その量は減少します。歯周病を予防するためにはコラーゲンの量を増やすことが必要です。

すっぽんはコラーゲンの補給に優れた食品です。サプリメントから毎日摂取し、歯周病の予防に役立てましょう。

効果・成分・危険性・相性