動物なのにアルカリ性食品

すっぽんとはスッポン科に分類されるは虫類で、カメによく似た動物で、日本をはじめとして、東アジアやロシアや東南アジアなどに生息しています。
滋養強壮のための食べ物としても知られていますが、動物なのに実はアルカリ性食品ということはあまり知られていません。
どういった成分があるのでしょうか。

すっぽんの肉などは昔から食用とされていて、精力が付く滋養強壮のための貴重な食べ物としても知られており、現在ではすっぽんの料理は高級料理となっています。

甲羅を乾燥させて、粉末状に加工したものは土べっ甲(どべっこう)という名前が付いていて精力剤として用いられることが多く、漢方薬局などで入手することができます。
また栄養ドリンクの材料となったり、サプリメントなどの健康食品の材料にも用いられています。
最近では男性だけではなく美容にも良いことが知られるようになったことから、女性にも人気が出てきている食品です。

すっぽんには必須アミノ酸やカルシウム、ビタミンB1やビタミンB6、葉酸などのビタミンB群、鉄が豊富に含まれています。
さらに大きな特徴のひとつとして、動物には大変珍しく脂肪分は植物や魚類などと同じアルカリ性食品であることが挙げられます。

その理由は脂肪分に不飽和脂肪酸が含まれていることにあります。
不飽和脂肪酸にはリノール酸という物質が含まれています。
リノール酸は血液の中の、悪玉コレステロールと呼ばれる物質が増えることや、血管にたまってしまうことを抑える役割があり、血液がドロドロになってしまう状態を防ぎます。
高血圧や動脈硬化や脳卒中などの生活習慣病の予防につなげることができます。

アルカリ性食品であることから安心して摂取できるすっぽんは、専門の料理店で味わうことができます。
身近なところではサプリメントなどにも加工されていたり、スープなども売られているので気軽に食べることができます。

効果・成分・危険性・相性